ロフト角とは

ゴルフクラブのロフト角とは、クラブヘッドが地面に対してどれくらい傾いているかを示す角度です。ロフト角は、ボールの打ち上げ角と飛距離に直接影響を与えます。ロフト角が大きいほど、ボールはより高く打ち上げられ、飛距離は短くなります。逆に、ロフト角が小さいほど、ボールは低く飛び、飛距離が伸びます。

たとえば、ドライバーのロフト角は一般的に9度から12度程度です。これに対して、アイアンセットの中では、ロフト角はクラブ番号が大きくなるにつれて増加します。例えば、3番アイアンは21度前後、7番アイアンは約34度、9番アイアンは約43度などです。ウェッジはさらにロフト角が大きく、例えばピッチングウェッジは約45度から50度、サンドウェッジは約54度から58度程度です。

ロフト角の選択は、ゴルファーのスイングスタイルや求めるショットのタイプに応じて異なります。一般的に、スイングスピードが速いゴルファーはロフト角の小さいクラブを選び、スイングスピードが遅いゴルファーはよりロフト角の大きいクラブが適しています。また、コースの条件や自身の戦略に応じて適切なロフト角を選ぶことが大切です。